がん治療に掛かる費用と抗がん剤の持つ副作用

抗がん剤を使ったがん治療は費用負担軽減できる

無料で受けられるがん検診で早期発見性 無料で受けられるがん検

日本人に多いとされるがんは、いつ発症するか分かりません。発症したときに適切な治療を受け、万が一のときは家族の生活費も心配する必要があるでしょう。あらかじめしっかり保険に加入しておけば、いざという時に安心です。

保険に加入するときは3つの特約を付加しよう

がん保険以外の保険への加入を検討している場合は、三大疾病特約や抗がん剤特約、先進医療特約などを付け加えておきましょう。

付加しておいて損がない特約とは

1.三大疾病特約

がん(悪性新生物)をはじめ急性心筋梗塞、脳卒中(脳血管疾患)が三大疾病とされ、罹患したと診断された場合、保障が受けられます。三大疾病特約は、近年の医療保険で増えている保障です。一時金が支払われることや入院日額保障の日数が無制限になること、入院給付金が増額されることなどが挙げられます。尚一時金が支払われる特約に関しては、一時金支払後に特約自体が消滅するものがほとんどです。最近は「特約」という位置付けではなく、主契約の保証内容に含まれているものも登場しています。

お金の支払い

2.抗がん剤特約

入院・通院に関係なく、抗がん剤による治療を受けた月毎に支払われます。また給付金額の限度はなく、「腫瘍用薬」や「ホルモン剤」、「生物学的製剤」を併用した際も保障対象となります。「ホルモン剤」と「生物学的製剤」のみを用いた場合は、腫瘍用薬給付金の対象とはならないため注意が必要です。また責任開始日から90日以内に診断確定されたがんについても、特約は無効になります。保障が適用される内容と期間については保険会社の担当者や主治医に確認しましょう。

錠剤を持つ手

3.先進医療特約

医療技術の研究で新しく開発された最新の医療のことを先進医療と言います。従来の方法では治療が難しい患者の選択肢を広げてくれるメリットがありますが、公的医療保険が適用されないため全額負担になってしまうデメリットもあります。がん治療の場合は数100万円になってしまうことがあるので、先進医療特約を付帯して保険に加入する方がいざという時に頼りになるでしょう。先進医療の技術料の保障として通算2000万円まで支払ってくれます。

医療器具
heart

高額療養費制度の利用も忘れずに!

がん治療費用などが高額になり一定の自己負担額の限度を超えた場合は、後から払い戻しをすることが高額療養費制度を利用できます。

高額療養費制度のメリット~仕組みを熟知していた方が良い制度~

A子さんが入院して医療費が100万円掛かりました。A子さんは健康保険に加入していたため自己負担は3割でした。そこでA子さんが負担する実際の金額はいくらぐらいになるでしょうか。30万円と考える人が多いかも知れませんが、正解は約9万円になります。これは健康保険に「高額療養費制度」という給付制度があるからです。1ヵ月に自己負担する医療費に上限が定められているため、70歳未満の年収370~770万円の人ではこの金額になるのです。自己負担額の上限額は70歳未満の人は5段階、70歳以上では4段階に分かれているので、高額療養費制度のことを知っている人も確認した方が良いでしょう。

被保険者被扶養者の医療費合算が可能

1つの世帯で複数の人が同月に医療機関を受診した場合は、複数の医療機関の利用や入院・外来受診に関係なく、自己負担額を世帯で合算することができます。その際の自己負担額が限度額を越えた場合は、その差額分が払い戻されます。ただし70歳未満の人では1ヶ月の自己負担額が21000円以上に限り合算できるので、注意が必要です。また自己負担額の基準は医科入院や医科外来、歯科入院に歯科外来に分けて計算されます。医療機関で処方箋を受けて調剤薬局で支払った薬代は、処方箋を出した医療機関に含められます。

高額療養費制度の申請方法は事前事後によって変わる

事前に行なう場合

加入している保険者(献供保険組合、協会けんぽ、共済組合、国民健康保険など)に「限度額適用認定証」の交付の申請を行ない受け取ります。医療機関などの窓口に「限度額適用認定証」を提示することで、診察後の医療費を自己負担限度額まで支払うことができます。

書類を記入する男性

事後に行なう場合

医療機関の窓口で3割負担額の医療費を支払った後で、1ヶ月の自己負担限度額の超えた分を高額療養費の支給申請で受け取ります。保険者によっては、医療機関などから提出された「診療報酬明細書(レセプト)」を元に自動で高額療養費を払い戻すため、申請が不要な場合もあります。支給申請が必要な場合は、医療機関などから受け取った領収書の提出が求められるので、大事に保管しておきましょう。

領収書

がんを早期発見できれば時間も費用も短縮可能

がん保険の加入や高額療養費制度について知っておくことは今後のために必要です。しかし、がんにならないように定期的に検査をして予防や対策を行なっておけば、がん治療の費用を支払わずに済みます。

検査を受ける重要性

がんの治療で重要なことは、何と言っても早期発見に尽きます。早い段階であれば完治できる確率も高くなります。治療が遅れてしまうと回復へのリスクが高くなる他、治療にかかる時間と費用も増えてしまいます。そのためがん検診は定期的に受けておいた方が良いです。早期のがんは自覚症状が全くないことも珍しくなく、細胞の増殖が早い若い人であれば進行も早いため注意が必要だからです。がん検診ではX線やCT、MRIの画像診断が主流で、疑わしいところがあれば内視鏡検査や細胞を見る病理検査も行なわれます。

CTスキャンを受ける男性

クーポンを使えば無料でがん検診を受けられる

自治体によっては、がん検診の無料クーポンを発行しているところがあります。配布期間は自治体によってことなりますが、新規の場合は毎年6月頃、再発行だと9月頃に送られるのが一般的です。自治体が指定する医療機関で使うことができ、指定医療機関は自治体のHPで確認できます。必要に応じて他の検査や診療が必要になることもあるので、献供保険証も持参するようにしましょう。20歳以上であれば2年に1度、およそ1000円の費用助成を受けることもできます。

笑顔の家族